「Da Lat Coffee Challenge」はベトナム・ダラットの美しい高原地帯で生まれたプロジェクトです。

ダラットの冷涼な気候と肥沃な土壌はアジアでも類を見ない優れたコーヒーの生産地である一方、農家の多くは
スペシャルティコーヒーと呼ばれる高品質なアラビカ豆を作る知識や技術が無く、これまで日本や世界の市場へ輸出されることはありませんでした。

Da Lateeはこれらの課題に対して技術の供与や人的交流、循環型農業（Circular Agriculture）などの仕組みをつくり、
生産者と消費者をつなぐことで持続可能な地域のコーヒー産業を目指しています。

"ベトナムコーヒーの再評価と新しい選択肢を提供し、豊かな自然や文化を反映した最高のコーヒー体験を創造する"

私たちは、生産者・ロースター・バリスタ・消費者がつながることで、
ベトナムコーヒーの可能性を最大限に引き出し、世界にその魅力を広めることを目指しています。

私たちは、以下の7つの取り組みを通じて持続可能なコーヒー生産と消費の実現を目指します。

ダイレクトトレードの推進 ― 生産者との直接取引を通じ、作り手にとって適正な価格によるコーヒー豆の提供を実現

自然環境の保護 ― 持続可能な農法を支援し、化学肥料や農薬の削減を推進

品質向上のサポート ― 農家と協力し、精製技術やマーケットトレンドを共有して製品へ反映

ファイナンス支援 ― 生産者が直面するキャッシュフローへの課題に対して独自の施策を提供

循環型農業の実現 ― コーヒーチェリーかすの再利用や環境負荷への取り組みを促進

品質管理と透明性の確保 ― 栽培から輸入までのすべての工程に携わることで徹底した品質管理と高いトレーサビリティを実現

既存の資源を活かしたコーヒー体験の提供 ― ”今ある”資源を活用し、生産地域の負担にならないよう配慮したコーヒー体験の実現

私たちの拠点は、ベトナム・ダラットの CẦU ĐẤT（カウダット） にあります。

標高1,500mを超えるこの地域でコーヒー栽培が始まったのは19世紀末のフランス植民地時代に遡り、
それ以来ベトナムで最も良質なアラビカ種の生産地として広く知られるようになりました。

伝統的にティピカやイエローカツアイが栽培されてきたこの地は、
昼夜の寒暖差が大きく豊かな土壌に恵まれたことからフルーティーで複雑な風味を持つコーヒーを生み出します。

Da Lateeは、地元農家とともに品質向上のための研究・実践を重ねながら日本や世界に誇れるコーヒーづくりへの挑戦を続けています。